教育内容

材料組織学

2013年度 材料組織学

概要

金属材料の力学的性質、電気的性質、物理的性質などの諸物性は材料内部の微細な組織によって変化する。
この材料組織の制御についての基礎的な考え方と材料内部の組織と各種物性の関係について理解する。結晶中の格子欠陥(点欠陥、転位、積層欠陥)、合金元素、分散粒子、粒界、異相境界などの基礎的概念を理解し、相変態、時効析出、回復と再結晶、集合組織などの諸現象の理解とそれらにより形成される材料組織が材料物性にどのような影響を与えるかを考える。

到達目標

  • 原子の拡散現象による相変態を理解し、説明できる。
  • マルテンサイト変態と形状記憶などの性質を理解し、説明できる。
  • 塑性加工後の熱処理にともなう諸現象を理解し、説明できる。

キーワード

相変態、拡散、析出、マルテンサイト、塑性加工、回復と再結晶、集合組織

講義内容

第1回 材料組織の基礎知識(組成・結晶構造・材料組織と機械的特性)
第2回 マルテンサイト変態
第3回 核生成・成長とスピノーダル分解
第4回 臨界核生成
第5回 変態と再結晶における速度論-JMAKの式
第6回 固体の反応と拡散方程式
第7回 時効析出と分散強化
第8回 形状記憶合金・超弾性合金
第9回 加工組織と回復
第10回 再結晶(一次・二次)
第11回 集合組織と極点図
第12回 材料の複合則
第13回 材料の組織と機能性
第14回 ナノ組織制御
第15回 まとめ

成績評価等について

成績評価 定期試験90% 小試験、演習等10%
テキスト 材料組織学 杉本孝一ら著(朝倉書店)
参考書 材料組織学:高木節雄、津崎兼彰 著(朝倉書店)
宿題および小試験 適宜小試験・演習を行う